作家・山本一力氏が語る「ノルディックウオーキング」の魅力

「自分の足が“乗り物”」と語る山本一力氏(C)日刊ゲンダイ

 当初は自己流でやっていたんだけどな、一緒に始めたかみさんがいろいろダメ出しをする。面倒に思ったけど、教則本を買って、付属のDVDを見たら、“こうやるのか”と視覚で分かり、意識してグーパー動かすようになったんだ。

■上り坂が大好きに

 ノルディックウオーキングは、単にポールを持って歩くことではないんだな。腕の振りが必ずいる。ポールを上に持ち上げ、突き落とす位置が大事。それに手のひらのグーパーが連動する。そうすることで、普通に歩いたのでは使わない筋肉を動かし、運動になる。間違ったやり方をすると、“杖”になってしまい、体には意味がない。

 大事なのは、自己流でやらずに、ちゃんと基本を体に叩き込むこと。いろはの“い”から始めれば、体が忘れないから、結局は得。読者の皆さんには、「とにかく基本をやれ」とくどいくらい言いたいんだな。教室などに行かなくても、教則本やDVDで十分にできる。中途半端に身に付けた人に学ぶより、DVDの方がよほどいいと思うよ。

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