元“体育会系”40代は「脳梗塞」に注意 リスク高める8つの条件

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「思い当たる患者さんが何人もいます。25~26歳で暴飲暴食を始め、その生活を続ければ、5~10年たつと“本物の糖尿病/高血圧/脂質異常症患者”が出来上がります」

 自覚症状がないので本人が気づかないこともよくある。あるいは、健康診断でひっかかっても“様子を見る”または“一時的に食事・運動療法をやってみる”程度の軽い受け止め方だ。

「その後、多忙で健診を受けなくなる。そして、何らかの症状が出て病院に駆け込むのが30代半ば。治療が開始されますが、多忙で病院に来られなくなる。そして、自覚がないまま動脈硬化が進行し、40代で脳梗塞・心筋梗塞で倒れて救急搬送になる。重症患者が比較的多い大学病院という点もありますが、条件が重なれば、誰にでも起こることだという危機感を持つべきです」

 坂本医師が指摘する「条件」とは次のものだ。

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