うつぶせで左右に「ゴロ寝」 腸を動かして体調不良とオサラバ

どうせゴロゴロするなら…(C)日刊ゲンダイ

「腸の不調の原因のひとつは、体内に充満するガスです。便秘や下痢の人は特にたくさんのガスが体内にたまり、不快な症状が出やすくなります。言い換えれば、腸内のガスを減らせば、さまざまな症状を軽減することができるのです」

 腸にガスがたまるのは、腸があまり動いていないからだ。腸は長く、くねくねと曲がっている。

「注腸エックス線検査を行う時、曲がりくねった腸管にバリウムを通すために、お腹を押し付けたり、腰をゆさぶったりして、患者さんの体を何度もゴロゴロさせる必要があります。特に詰まりやすいところは、お腹を手で押したりもします。すると、腸の中のガスや内容物はスムーズに移動し、腸内の不要なガスが抜けて腸の蠕動運動が促されます。結果的に、ガスがたまりにくい腸になります」

 つまり、動かせば腸を若々しく保て、免疫力を上げられる、ということだ。

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