75歳医師が語る元気の秘訣「毎日1万歩と週2回のステーキ」

家にこもらず散歩に出よう(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 食事は野菜とタンパク質が中心。炭水化物は昼に小さな茶碗1杯のみ。

「体を動かすエンジンは糖質系とタンパク質系があり、50代からはタンパク質系が主流。だから、米は昼食に小さな茶碗1杯取るだけ。タンパク質は肉や魚、豆類などを毎食食べます。週2回はステーキ。肉でしか摂取できないアミノ酸があり、高齢者も肉が必要です」

 そんな生活で、55歳のときに「65歳」と判定された皮膚年齢は、75歳ながら「62歳」に。第一線を退いた今、好きな仕事だけ選べる気楽さも若返りの秘密だが、前向きさも大切だという。

「3歳下の弟は14年前にすい臓がんで亡くなりました。享年58。彼も医師でしたが、ふさぎ込むタイプで、告知を受けてからあまり外に出なくなった。がんで余命宣告を受けても長生きできる人は、ほぼ間違いなく前向きなタイプ。治療が一段落したら、旅行するくらいの気楽さが長生きにつながります」

 データが若返りを示したとはいえ、元気でいたけりゃまず歩くことだ。

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