米国有利のTPPで手術、薬剤費が値上がり 介護も狙われる

TPPは米国有利の不平等条約…(C)日刊ゲンダイ

「米国はこの間にも医薬品の関税撤廃、市場原理の導入などを日本に突き付けてきた。そして医療分野での不平等貿易の集大成となるのが、TPPなのです。日本側で喜ぶのは、米国と結託する一部の大企業と医療費抑制につながると考える財務省だけです」(本田医師)

 安保法制論議も重要だが、その裏で日本の医療の米国支配が進んでいるのを忘れてはならないのだ。

▽村吉健(むらよし・けん) 新聞記者からフリー。取材を通じて永田町・霞が関に厚い人脈を持つ。政治・経済・医療分野を得意とする。

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