子宮頚がんワクチン被害 病院も学校も自治体も見殺しの実態

13歳からが対象(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

「被害者少女を多数診ている中部地方の医師の検査で、前頭葉の髄膜の肥厚と、側頭葉の血流の低下が判明しました。効果があると思われる治療法を試そうとしましたが、いずれもあすかさんには向いていませんでした」

 その後、食事が困難になり、経管栄養で何とか命をつなぐという状態にまでなった。今また記憶を失い、母親に「お母さんを捜して下さい」と訴えているという。

「北海道の副反応の拠点病院は、いまだにあすかさんの症状を心因的なものと捉えている。むしろ家族はクレーマー扱いされています。中部地方の医師が障害者手帳を申請するための診断書を書いてくれたのですが、市から障害者認定が却下されました」

「ワクチン接種をした女子生徒への反響が大きい」という理由で、あすかさんの「現実」は学校でも非公表で、「頭痛で長期欠席」と説明されている。

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