あすかさんのケースは、ほんの一例に過ぎない。子宮頚がんワクチンは340万人近くが接種し、今も継続して定期接種が行われている。一方、「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」への問い合わせは1300件超、被害者登録数は364人(2015年5月現在)。
「ワクチンはあれほど喧伝されましたが、子宮頚がんを予防する効果があることは証明されていないのです。このことは厚労省のリリースにも、小さい字ですが、ちゃんと書かれています」
黒川氏は今後も被害者を支援する活動を続けていくという。
「この現状を知らない人は多い。“一生、子宮頚がんにならないワクチン”と思い込んでいる人もいます。ゲンダイ読者には娘を守れるのはあなただけ、とぜひ伝えたい」