夏はカレーやおにぎりも危ない 食中毒“要注意”外食メニュー

生肉をつまんだ箸は焼いた肉や野菜に使わない(C)日刊ゲンダイ

 近年目立つ寄生虫による食中毒の中で最も警戒すべき存在。

「たとえば、シメサバ。酢でシメてもこの寄生虫は簡単に死にません。イワシの刺し身も危険。寄生虫はもともと内臓についていて、古いものほど内臓から身に移りやすい。長さは2~3センチ程度あるので見て食べる手もありますが……。イカ刺しも含め注意が必要です」

 アニサキスが体内に入ると激痛が。数年前、魚介を食べてアニサキスに襲われた本紙記者は「息が詰まるほどの痛み」と振り返った。

■O157

 ランチの定番、ハンバーグもリスキーな選択だ。

「ミンチの肉は生肉より菌の数が多いと考えられます。肉汁も出るし、こね合わせる過程で手に触れる時間も長い。アメリカで最初にO157が発生した時もハンバーガー店でした。十分に火を通したものを食べることです」

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