涼しい夕方でも油断は禁物…「熱中症対策」4つの落とし穴

水分摂取は万全でも…(C)日刊ゲンダイ

 Bさん(34)は友人たちと出掛けた海で熱中症になった。

「海やプールでは水分摂取を忘れがちです。しかも水中では体から水分が奪われ、脱水症状に陥りやすく、熱中症につながります」

 Bさんはビールも飲んでいた。アルコールも脱水症状に陥りやすい原因になる。

■帽子の汗に注意

 直射日光を避けるために、外出時は子供に必ず帽子をかぶせていたCさん(31)。公園で遊ばせていると、子供がぐったりしてきた。日陰に寝かせ、足の付け根やわきの下を冷やし、ウチワであおいでもよくならず、病院へ。診断は熱中症だった。「水をこまめに飲ませていたのに」と話すCさんに、医師は「帽子の下の汗も問題になる」と言った。

「帽子をかぶり続けると頭に汗をかき、頭の湿度が高くなって熱中症を起こしやすくなるのです」

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