夏に増加の「痛風発作」 3つのマイナス要素知って正しく対策

アルコール全般において節制が必要(C)日刊ゲンダイ

「尿酸値を上げることは、実験で証明されています」

 つまり、夏に痛風発作を起こさないようにするには、これら「3つの理由=マイナス要素」に少しでも触れないようにすることが重要になる。

「食生活の影響は、すぐに尿酸値に反映されます。宴会で暴飲暴食をしたら翌日、翌々日には尿酸値が急激に高くなっている。一方で、食生活を改善すれば、すぐに尿酸値も下がる。マイナス要素に1つ該当したからといって、直ちに痛風発作になるわけではありません。少しでも該当しないようにし、該当することがあったら、数日単位で調整することです」

 営業で大汗をかきながら外回り。“最初の一杯”をおいしく飲みたいからと、喉がカラカラのままで焼き鳥屋へ直行。ビールのジョッキを一気に飲み干し、焼き鳥を何本も頼む。

 休日に家族や友人たちとビールを飲みながらバーベキュー。汗と一緒にビールが出ていくようで、一日中ダラダラとビールを飲み続ける──。こうした日が続けば、尿酸値が上がっても仕方がない。

2 / 4 ページ

関連記事