残暑を乗り切る正しい「エアコン活用法」3つのポイント

深く良質な睡眠を取る(C)日刊ゲンダイ

■タイマーは最長3時間で切れるようにセット

「就寝時はエアコンをつけっぱなしにはせず、深い睡眠がつくられるサイクルに合わせ、90分か3時間で切れるようにセットしてください。睡眠時に体全体が冷えてしまうと、脳は危険な状態だと判断し、深部体温を上げようとします。そうなると、覚醒して眠りが浅くなってしまいます」

 タイマーが切れ、暑くて目が覚めてしまうという人もいるだろうが、ここでエアコンをつけ直すのは一番やってはいけないパターン。人間は体温が最低になる朝4時を過ぎると、徐々に体温を上げて起床の準備を始める。そのタイミングでエアコンをつけて体温を下げてしまうと、起床時の覚醒が妨げられ、寝起きにボーッとする時間が長くなったり、体調を崩したりする原因になる。

「入眠時に深部体温を下げるリズムが整ってくると、眠りが深くなって、暑くても簡単には目が覚めなくなってきます」

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