沖縄でキュウリといえば、モーウイを思い浮かべる人は少なくない。
モーウイは沖縄の伝統的な農産物で、赤毛瓜とも呼ばれる。キュウリの一種だが、フランスパンのバケットのような形をしており、とてもキュウリには見えない。
それどころか、お世辞にもおいしそうには見えないが、実は味も栄養価も野菜の優等生なのだ。
沖縄県出身で千葉県在住の自営業、山里隆弘さんはこう話す。
「シャキシャキした食感なのでサラダにするとおいしいし、炒め物にしてもイケます。食欲がないときでも、モーウイなら口に入りますね」
栄養価はビタミンCとカリウムを豊富に含むのが特徴だ。
ビタミンCは、ストレスに対抗する力をつくる頼もしい存在。ストレスが生じると、抗ストレスホルモンのアドレナリンが分泌され、体内のエネルギーは増産される。ビタミンCは、このアドレナリンの産生を促進してくれるのだ。
真似したい伝承療法