梅の生産量日本一を誇る和歌山県。その代表的な名産品「梅塩」が大人気だ。
会社員の山口幸雄さんは、和歌山県の物産展でたまたま梅塩を購入。肉や魚料理などに使い、今では手放せないと絶賛している。
「とても酸っぱいですが、料理の味を引き立ててくれます。また、梅塩を使うようになってから、疲労の回復速度が速くなったような気がします」
梅塩の作り方はこうだ。まず、和歌山県産の完熟南高梅を自然塩に漬け込む。30日ほどで有機酸を含んだ梅酢が完成し、その梅酢をもとにして梅塩が作られるという。
なるほど、作り方を聞いただけでも、その酸っぱさが伝わってくる。その酸っぱさのもとである梅のクエン酸は体に大きなメリットをもたらす。
クエン酸は、体に取り入れた栄養素からエネルギーを作る。そのため、元気に動くことができ、疲労の蓄積の軽減も十分期待できる。
また、胃液の分泌や消化活動を促進する働きもある。その結果、食欲が増進し、ごはんも進みそうだ。
さらに梅塩を口に含み、指で歯茎などをやさしくマッサージするという使い方もある。歯茎が引き締まり、爽快感も大きい。
もちろん、調味料として使えば、ミネラルの補給になり、栄養バランスの改善に役立ちそうだ。
夏の疲れが取れないという方はいかがだろうか。
真似したい伝承療法