真似したい伝承療法

新潟県のユズのかんずり

新潟県のユズのかんずり(C)日刊ゲンダイ

 新潟県を代表する調味料といえば、かんずりだ。

 かんずりとは、地元産の唐辛子をすりつぶし、海塩やユズ、糀(こうじ)などを加え、3年間じっくりと熟成発酵させたものだ。辛味やうま味が混在したテイストはやみつきになる。生産工場がある妙高市では、一家に1つは常備されているといわれているほどだ。

 実は、かんずりにはいくつか種類があり、ひそかに人気を集めているのが“ユズのかんずり”。

 ベーシックタイプのかんずりにもユズは含まれているが、これは、刻んだユズの皮まで漬け込まれており、独特の酸味と苦味がプラスされている。

 ユズのかんずりの味に魅了され、今では食卓に欠かせない存在になったという会社員の小松高志さんは、健康面にも好影響があったと話す。

「慢性的に胃腸の調子が悪かったのですが、これを食べ始めてからは食欲が出てきました。代謝もよくなったのか、肌つやも見違えるほどになりました」

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宮岸洋明

1965年、石川県生まれ。出版社勤務後、95年、健康ライターとして独立。以来20年、健康雑誌などで取材・執筆活動を開始。本連載では、世界的な長寿国である日本の伝承料理がテーマ。「健康長寿の秘訣は“食”にあり」をキーワードに、古くから伝えられてきた料理や食材を実食し、その栄養価、食味や調理法を紹介。筆者自身も、約1年前から数々の伝承料理を食べ約20キロのダイエットに成功。メタボを脱出し、健康診断もオールA。