サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する

「飲み会前にウコンドリンク」はNG

 ウコンをはじめとするドリンク剤は、カフェインや糖質を多く含むため、胃粘膜に負担をかけます。元気になったように思えても、それは一時的なもの。肝臓には逆効果の場合があります。

 飲む席では、“最初にビール”をやめて、枝豆や冷ややっこ、サラダを食べます。カプチーノなどと同じく、血糖値の急上昇を抑えます。これによって肥満ホルモンであるインスリンを多く出させないことが、インテリジェンスな飲み方です。

 肝臓ではアルコールの解毒や修復作業が行われますが、この時に必要な食材が、動物性のタンパク質。特に、ビタミンB群を多く含む豚肉や牛肉は、肝臓の味方です。卵もいいですね。居酒屋なら、卵焼きにお刺し身や焼き魚。イタリアンなら、サラダの次に、カルパッチョ、肉や魚のメーン。チーズもオススメです。

“タンパクリッチ”な食事をすれば、二日酔いの軽減も期待できます。セルフマネジメントを出来る人が、ビジネスシーンで英雄になれます!

 欲望のままに飲んでぐでんぐでん、はダメですよ。

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佐藤智春

佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。