牛乳を飲む頻度は「全くない」「月に1~2回」「週1~2回」「週3~4回」「ほぼ毎日」の5つのカテゴリーに分類し、「全くない」と比較してカテゴリーと死亡のリスクを検討しています。
喫煙状況、アルコール摂取、高血圧や糖尿病歴など、結果に影響を与えうる因子を考慮して解析した結果、全く飲まない人に比べて、月に1~2回以上飲む男性では死亡のリスクが7~11%統計的にも有意に減少しました。一方、女性ではあまり明確な差は出ませんでした。
この研究では明確な死亡のリスク上昇が示されたわけではなく、むしろ男性ではリスク低下が示唆されていますが、その差はわずか。また、単に牛乳を飲む量を増やせば健康的とも言えない印象です。
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