血行促進、疲労軽減効果も 「機能性下着」で健康になれるのか

ワコール「アンダーウェア バイ CW-X」(提供写真)

 毎日、何も考えずに身に着けている下着が、「機能性下着」として驚くほど進化を遂げている。

 自分の体温を逃さず、汗を利用して発熱する保温性の高いユニクロの「ヒートテック」、汗をすぐに乾燥させ、涼しさを感じる「エアリズム」(同)などの「体感型インナー」は一般にも浸透しているが、中には健康をサポートしてくれる高性能インナーも発売されている。

「コンプレッションウエア」と呼ばれるタイプは、筋肉や関節の動きをサポートして運動パフォーマンスを向上させたり、血行を促進したり、疲労を軽減させたりする。ワコールが開発した草分け的存在の「CW─X」をはじめ、「ミズノ バイオギア」「ナイキプロ」「アンダーアーマー」などさまざまなメーカーがしのぎを削っている。マラソン大会に出場する市民ランナーや登山家には、ポピュラーなインナーだ。

「リカバリーウエア」タイプは、休養している時に体の回復を促進し、疲れを残さないようにサポートしてくれるもので、「ベネクス」から発売されている。

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