現在、日本で行われている心臓手術の3分の2はオフポンプ手術だといわれています。これは世界的にも高水準で、日本はオフポンプ手術の先進国といえます。ただ、一口にオフポンプ手術を行っているといっても、施設によってクオリティーに差があるのが現状です。
心臓を動かしたまま行う手術なので、よりスピードと正確性が求められます。拍動している心臓の血管にバイパスとなる血管を縫い合わせるときは、非常に高い集中力が必要です。そのため、やたらと手術時間がかかったり、急ぐあまり処置がいい加減になっているケースもあります。
しっかりしたオフポンプ手術を実施している施設を選ぶには、病院のホームページをチェックしてください。オフポンプ手術を得意としている施設は、積極的にオフポンプ手術を実施していることや、治療実績を公開しているケースが多いといえます。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」