また、公費で治療費を補助してもらうなど、さまざまな解決策を検討してくれることも少なくありません。治療費が払えないから……などと自分で判断して治療をあきらめることなく、治療件数が多い病院に相談してみましょう。
自分が該当する心臓病の治療件数を調べる際は、その病院の1年間の件数が圧倒的に多くなくても、長期間にわたってまとまった症例数を手がけている経歴があるなら問題ありません。新しい病院なら「単年で症例数が多い=トータルの経験値が多い」病院のほうが信頼性は高いといえます。
信頼のおける大学病院や総合病院で、手術をはじめとした高度な治療を受けて退院した後は、それまで通っていたクリニックで定期的に診察を受ければ問題ありません。診断書では、半年間、状態が安定して異常がなく、自覚症状も薬も変わらない場合に「治癒」とみなします。その状態であれば、高度な検査や治療は必要ないのです。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」