もちろん、年齢に応じた体力の衰えはポツポツと出てきてはいます。しかし、そうした衰えをカバーしてくれる機器との出合いや知識の積み重ねが、さらに自分を前進させてくれています。
以前にもお話ししたように、42歳を越えたあたりから調節力の低下を自覚し、48歳から暗いと見えにくいという老眼の症状が表れましたが、多重焦点コンタクトレンズがその悩みから救ってくれました。
ちょうどそれと同じくらいの時期、トイレが近くなりました。こらえ性がなくなるといえばいいのか、加齢による前立腺の変化が始まったのでしょう。
手術は長いケースになると7~8時間連続で手術室に入ります。通常の場合、手術時は緊張しているため尿閉のような状態になり、排出しにくくなるのですが、どうしても尿意を我慢できない時は手術室を出てトイレに行きます。ただ、その際は手洗いや消毒など手術の準備を初めからすべてやり直すので、20分ほど余計に時間がかかってしまいます。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」