大切なのは、しっかりカルシウムを摂取し、必要ならカルシウム代謝を促進する薬を処方してもらうこと。カルシウムの吸収をアップさせるビタミンDを活性化させるため、日光に当たりながら下半身が弱らないような運動をすることです。ただ、外科医はそこまで診ることはできませんから、ケアを担う医療機関や医師と患者さんを引き合わせることが重要なのです。
患者さんも、自分の平穏な日常を支えてくれる医療機関や医師との新たな出会いを怖がらないでください。自宅近くにそうした医療機関があるか、医師がいるかどうかは、手術した外科医に尋ねるといいでしょう。ネットワークを通じて必ず探してもらえます。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」