喫煙者の場合、手術の時間が長くなれば長くなるほど呼吸器合併症が多くなりますが、時間を短くすれば対応できます。麻酔の方法や人工呼吸器も、以前に比べて格段に進歩しているので、喫煙が手術自体に及ぼすリスクは減ってきています。
とはいえ、たばこが心臓に大きな負担をかけ、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患になるリスクを高めることはハッキリしています。何歳になっても禁煙した方が望ましいのは言うまでもありません。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」