徹底解説 乳がんのなぜ?

定期検診を受けていた北斗晶 いきなり発覚したのはなぜか

乳がんであることを告白した北斗晶(C)日刊ゲンダイ

 加齢とともに乳腺は脂肪に置き換わる。脂肪は黒っぽく映るため、そうなってくればがんも発見しやすくなるという。しかし、40代より若い人はまだ脂肪が少なく、乳腺が厚い。どうしても見逃しが増えるという。

 もうひとつ考えられるのは「インターバルキャンサー」。「中間期がん」とも呼ばれ、定期的に検診を受けている人でも、前の検診と次の検診の間に症状が表れ、がんが発覚するケースがあるという。

「定期的に検診を受けている人は、2年に1回か1年に1回のペースが多いでしょう。しかし、分裂が速いがんの場合、1年以内に2センチ近く成長するケースもあります」(上野医師)

 定期的に乳がん検診を受けていても、万全ではないのだ。

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