薬に頼らないこころの健康法Q&A

入学試験に夜型はない

井原裕 独協医科大学越谷病院こころの診療科教授(C)日刊ゲンダイ

 でも、そんな無理をする前に、一日の過ごし方を見直しましょう。漫然とゲームをしたり、スマホの画面を見たり、ラインやメールで時間を浪費してみたり……。そんな時間を徹底的に削りましょう。そうすれば、7時間眠って、食事、入浴、通学に合計5時間ぐらい費やしても、まだ12時間も勉強できます。

 9時から16時までの7時間は、昼食時間以外は全力で勉強しましょう。体のリズムを入学試験の時間帯に合わせるためです。そのためには、ドクターが勧めたような「0時就寝、7時起床」、あるいはもっと早めて「11時就寝、6時起床」とするといいでしょう。

 ついでに申し上げておきますと、医者はすべて朝型です。夜型の医者はいません。外科医なら8時にはもう病院に集合しています。麻酔科医なら7時です。それに合わせて起きようとすれば、当然、6時か7時には起きています。だから、夜更かしもしません。皆、夜は早くに寝ています。

3 / 3 ページ

井原裕

東北大学医学部卒。自治医科大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学大学院博士号取得。順天堂大学医学部准教授を経て、08年より現職。専門は精神療法学、精神病理学、司法精神医学など。「生活習慣病としてのうつ病」「思春期の精神科面接ライブ こころの診療室から」「うつの8割に薬は無意味」など著書多数。