漢方達人をめざせ!

部下にバカにされているのは…

 西洋医学の考え方でいくと「それは、体の不調とは関係ないのでは」と思うようなことが、東洋医学では「関係ある」とみなすことはよくあります。

「気弱な上司と、部下からバカにされている」

 こうボヤくNさん(44)。会社に新部署ができたのを機にヒラから役職になり、部下が数人できました。さぞかし意気揚々かと思いきや、部下の冷たい視線に萎縮する日々の影響か、吹き出物ができ、見るからにしょぼくれています。とても、出世したばかりの人間とは思えません!

「納得がいく、合点がいくという意味の“腑に落ちる”という言葉があるでしょう?」と私はNさんに話しかけました。

「“腑”は、五臓六腑の腑で、五臓と六腑はそれぞれのグループの臓器と表裏一体の関係になっていて、“臓”と“腑”がお互いに影響を及ぼし合っています。“肝”は臓で、“胆”は腑に分類されます。一般的に、“肝”で計画し、“胆”で勇気を持って決断すると考えられています」

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。