そのため、大きなストレスを感じる極端な食事制限は、患者さんにはあまりおすすめしていません。とりわけ、高齢者は無理なダイエットはやめたほうがいいでしょう。極端に偏った食生活をしていない限り、そこまで必死にダイエットに取り組む必要はないのです。
自分の病気や健康法に対する知識を自分で勉強する患者さんは、“出たとこ勝負”の患者さんよりも、健康な日常を取り戻せる可能性は高いといえます。しかし、いたずらに患者さんの不安をあおるようないい加減な情報に振り回されてはいけません。あくまでも正確な医療情報こそが、健康の“ヒント”になるのです。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」