真似したい伝承療法

熊本県のモリンガ茶

熊本県のモリンガ茶(C)日刊ゲンダイ

 インドの伝承医学・アーユルヴェーダで珍重され、その栄養価の高さから「生命の木」とも称えられるモリンガ(ワサビノキ属の落葉樹)。

 北インド原産で熱帯・亜熱帯地域に自生しており、寒さに弱いため国内での栽培は難しいとされてきた。しかし、10年ほど前から気候が温暖な熊本県天草で栽培され、“モリンガ茶”として全国に広まりつつある。

 モリンガ茶を扱う、アイテル代表の福浦哲氏はこう話す。

「妻は便秘が改善し、私は代謝の向上を実感しています。メタボにならないのもモリンガ茶のおかげかもしれません」

 実際、モリンガの栄養素の種類、量は特筆すべきものがある。

「特に多く含まれているものを挙げると、食物繊維はほうれんそうの6倍、カルシウムは牛乳の20倍、ビタミンCはリンゴの50倍、ビタミンB1は豚肉の4倍です」(福浦氏)

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宮岸洋明

1965年、石川県生まれ。出版社勤務後、95年、健康ライターとして独立。以来20年、健康雑誌などで取材・執筆活動を開始。本連載では、世界的な長寿国である日本の伝承料理がテーマ。「健康長寿の秘訣は“食”にあり」をキーワードに、古くから伝えられてきた料理や食材を実食し、その栄養価、食味や調理法を紹介。筆者自身も、約1年前から数々の伝承料理を食べ約20キロのダイエットに成功。メタボを脱出し、健康診断もオールA。