愉快な“病人”たち

歌手 伍代夏子さん(53) C型肝炎

伍代夏子さん(C)日刊ゲンダイ

 貧血で酸欠状態になり、普通はノーブレスで歌うところを、1回ブレスを入れる。みなさんには分からなくても、自分は気持ちよくない。コンサートになると、歌の合間にワーッと走ってバババッと着替え、舞台に戻る。ゼーゼー言ってるけど、何食わぬ顔で出るのが私たちの仕事です。主人が酸素スプレーを買ってくれ、よくスーッと吸っていました。

 ただ、仕事の調整は一切せず、公表もしませんでした。もちろん隠してはいないので、“忙しい最中の美容法は……”といった別の取材の時などにちょこちょこ話していたんですけど、“へぇー”という程度で。ところが、杉さんが新聞の連載で「妻が闘病中」「大変で死にそうだ」などと書き、いつの間にか広まってしまいました。

 自分の経験を通してみなさんにお伝えしたいことは、ぜひ一度、肝炎の検査を受けてくださいということです。C型肝炎ウイルスを持っていても、症状は全くありません。

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