独白 愉快な“病人”たち

お笑い芸人 村上ショージさん(59) 急性A型肝炎

村上ショージさん(C)日刊ゲンダイ

 仕事に復帰してからは、食事の前にインスリン注射。痛々しいから、飲み屋のトイレに行って隠れて注射をしてました。

 それから運動。両足首に500グラムのおもりをつけて、毎日10キロのランニング。背中にゴルフのパター背負って行って、途中の公園で素振りして。週3日は走って、仕事に行くときもいつも足におもりをつけてます。

 最初はしんどかったけど、「死ぬ」と言われたから意地でもやりました。そのくらい入院している間、ひとりでいるのが怖かった。

 摂生生活をきちんと続けたおかげで、4カ月後にはインスリン注射は不要になった。注射と縁が切れたのは奇跡です。

 今年の正月、さんまさん恒例のオーストラリア旅行に行くとき、搭乗口でひっかかった。ベルトも何も全部外して「何やねん」って思ったら、犯人は足首のおもり。トレーニングが日常になりすぎて気づかなかった。お笑いもそのくらい努力したらいいんですけどね。

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