独白 愉快な“病人”たち

タレント 毒蝮三太夫さん(78) 腸閉塞

毒蝮三太夫さん(C)日刊ゲンダイ

 入院中は、点滴の針を刺すのが痛くて「こんなに痛いなら点滴を外してくれ」って言ったことがあった。すると「私たちはあなたの病気が治ると思って治療しています。だから点滴を続けてください」と医師に言われてね。

 治してくれようとしている人たちがいることに気づき、“いい患者”になろうと改心した。69歳で人生2回目、41日間の入院生活でした。

 後日、日野原重明先生にお会いしたら、「入院もいい思い出でしょ? 『入院学』を学べますからね。入院することによって自分が必要とされているか、反省すべきこと、やるべきことが見えてくる。病気の方の痛みがわかるようになる。これが『入院学』なんです」と教えてくださり、なるほどなと思ったよ。

 今はジムのプールで週1~2回は水中ウオーキング。20センチもある傷口が目立たないよう、日焼けマシンで肌を焼いています。はやりの「日サロ」だね。

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