他にも、不整脈の治療に使われる抗不整脈薬が新たな不整脈を引き起こすケースがあります。抗不整脈薬は、量や種類、患者さんの状態によって、その効果と副作用に大きく影響するので、患者さんも意識しておいたほうがいいでしょう。
こうしたリスクがある薬を処方されて服用している場合は、一度、担当医に薬に問題がないかどうかを相談してみてください。信頼できる医師ならば、しっかりした説明や対応をしてくれます。
たとえば、抗不整脈薬を飲んでいる患者さんの場合、まずは「不整脈の有害な症状がコントロールされているかどうか」が重要です。これは、定期的な心電図検査や電気生理検査で確認することができます。
そのうえで、薬の血中濃度を確認します。薬が安全域の中でしっかり使われているかどうかをモニタリングするのです。さらに、具合の悪い副作用が自覚症状として表れていないか、新たな不整脈を誘発していないかどうかをチェックします。
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