医療用語基礎知識

【看護師のキャリアパス】小中学校の保健師、助産師になれる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 いよいよ大学受験シーズンがやってきました。相変わらずの人気は看護学科です。少子化で定員割れの大学が増える中、来年度も8大学が、看護学科をスタートさせる予定で、早くも受験生獲得競争がヒートアップしています。

 しかし卒業後、どのようなキャリアパスが用意されているのかご存じでしょうか。ざっと説明しましょう。

 看護学科を卒業(見込みを含む)すれば、看護師国家試験の受験資格が得られます。そして国家試験に合格すれば、晴れて看護師になれるのです。

 しかし、国家試験は4年生の2月で結果発表は3月下旬。そのためほとんどの学生は、4年生の夏ないし秋ごろから就職活動に入り、大半が年内に内定をもらっています。とはいえ国家試験が不合格なら、内定も取り消されてしまいます。

 一般病院には、大きく3つの職場が用意されています。外来、病棟、そして手術部です。

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やなぎひさし

やなぎひさし

国立大学理工学部卒。医療機器メーカーの勤務を経てフリーへ。医療コンサルタントとして、主に医療IT企業のマーケティング支援を行っている。中国の医療事情に詳しい。