看護学科を卒業(見込みを含む)すると、「保健師」の国家試験を受けることもできます。看護師と試験日が異なるため、その気になれば卒業までに両方の資格を取得することも可能です。
地域の妊婦・乳幼児健診や高齢者の健康指導、民間企業のメタボ健診の指導を行うなど、仕事の幅が広がります。
養護教育に必要な単位を取得しておくと、小中学校の養護教員、つまり保健室の先生になることもできます。また、大学で助産師に必要な単位を取得しておくか、卒業後1年間、厚労省が指定する助産師養成学校で単位取得すれば、助産師国家試験を受けることも可能です。
看護系の人材は、高齢化などで社会ニーズも増す一方。専門職種としてのキャリアパスも充実していますから、まだまだ受験生の人気は続きそうです。
(医療ジャーナリスト・やなぎひさし)
医療用語基礎知識