徹底解説 乳がんのなぜ?

「宣告」されたとき 男性が振舞うべき5つのポイント

北斗晶を支える夫の佐々木健介(C)日刊ゲンダイ

 妻や恋人が乳がんを宣告され、ショックを受けているとき、男性はどう振る舞えばよいのだろう? がん患者とそのパートナーの心の問題を長年研究してきた「国立がん研究センター」(東京・築地)がん対策情報センター・高橋都がんサバイバーシップ支援研究部長に聞いた。

「最低、5つのポイントを押さえておきましょう。1つは相手にさりげなく寄り添うことです。心遣いや優しさを具体的な行動で表しましょう。例えば、荷物を持つ、皿洗いをする、洗濯物を畳むなど、ちょっとした心遣いで、共に寄り添い歩んで行くんだという気持ちをみせることが大切です」

 2つ目は常に2人で一緒に考えること。“妻は乳がん宣告で何も考えられなくなっているだろう”と治療法や家庭のことまで独断専行しようとする男性がたまにいるが、やめた方がいい。

「そもそも、病気後に直面する問題への対応には、いろいろな選択肢があります。医師などから正確な情報を得て、妻と一緒に考えてほしいのです」

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