それに対してHbA1cが7%のコントロールのグループでは4・1%です。年率4・6%の合併症が4・1%まで減るという結果です。
この研究は平均11年の追跡が行われています。合併症は、ほぼ時間に比例して発症しているため、10年後の発生率はそれぞれ46%と41%くらいです。「HbA1cを8%のまま放っておいたら合併症が起きてしまいますよ」なんて医者は言います。ただ、7%まで下げればちょっとは減りますが、8%のまま放っておいたらひどいことになるというわけではないのです。
医療数字のカラクリ