ただし、この高周波ラジオ波治療には大きな欠点がありました。針が太いタイプの高周波ラジオ波発生装置を使うと手術中の痛みが強く、痛みに弱い米国人には不向きとされていたのです。そこで新たに痛みの少ない針の細い高周波ラジオ波発生装置が開発され、それらを使った日帰り手術がアレルギー性鼻炎のスタンダード治療になっています。
では、レーザー手術と痛みの少ない高周波ラジオ波治療とでは、どちらが患者さんにとってメリットがあるのでしょうか。
私はまず体に優しいレーザー手術をおすすめしています。その効果が少ない場合は、高周波ラジオ波による手術を提案しています。日本人は米国人以上に痛みに弱い。高周波ラジオ波治療は最後の手段というわけです。
耳鼻科の病気