耳鼻科の病気

花粉症の鼻づまりを手術で治す

 その後、片鼻を数分ずつレーザーで焼きます。手術中は軽い刺激があり、術後の鼻血を心配する人もいますが、レーザーで鼻血を止める治療法があるぐらいなので、まず心配ありません。出血しても、鼻の上から圧迫すればすぐ止まります。

 2、3日は治療の影響で鼻の粘膜がむくみ、かえって詰まりがひどくなりますが、その後、レーザーで焼いた鼻の粘膜にはかさぶたが付着します。取ってもまたできてしまうことがありますが、経過とともに付着しなくなり、数週間ほどで付かなくなります。付着したかさぶたは術後の外来できれいに掃除することで、鼻閉も改善します。

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大場俊彦

大場俊彦

慶應義塾大学大学院博士課程外科系終了。医学博士甲種日本耳鼻咽喉科学会認定専門医。日本レーザー医学会認定専門医。日本気管食道科学会認定専門医。米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会フェロー。国際レーザー専門医。厚生労働省補聴器適合判定医・音声言語機能等判定医。日本耳鼻咽喉科学会騒音性難聴判定医・補聴器相談医。