知らなきゃ損!

ビジネスマンの糖尿病治療はメチャクチャ

 医師からの薬を指示通り飲めている患者は半分以下――。日本イーライリリーが、フルタイム勤務で、複数の経口薬のみで治療を続けている40~50代の2型糖尿病患者390人を対象に意識調査を実施したところ、このような結果が出た。

 1日の服薬回数が多い患者ほど、きちんと飲めている率が低い。薬をきちんと飲めない理由として、「外出時に持っていくのを忘れる」「食事が不規則」「忙しくて忘れる」などが挙がった。それもあってか、血糖値の目標を達成できている人はわずか1割だった。

 さらに、自身の生活状況や生活スタイルに合った治療を望んでいる患者は9割以上。一方で、実際に医師に相談したことがある人は4割未満だった。

 働きながら糖尿病治療を続けるポイントとしては、①効果が実感できる薬②外出中の服薬が不要③少ない服薬回数という回答がトップ3。

 糖尿病治療は、最初の10年が重要だといわれている。進行してから治療に必死になっても、最初の10年に勝る治療成績は出ないというのだ。糖尿病のみなさん、「治療の現状」はどうですか?