日本人の多くが大好きなカレーは、その年々でブームがある。たとえば、今では都内に専門店がいくつもあるスープカレーは、北海道のみのローカルな存在だった。２００３年に「横濱カレーミュージアム」が札幌の有名店を誘致したことをきっかけに、翌年、一躍全国に普及している。
また、０７年はカレー鍋がブームで、居酒屋でもメニューに加えるところが続々と現れた。
今年のブームとして注目されているのは、「生野菜×カレー」。簡単に言えば、カレーの上にサラダをのっけたようなもの。ブームの背景には健康志向がある。
「厚労省が野菜を１日３５０グラム以上食べようという健康づくり運動を行う中で、生野菜への需要が高まっています。また、カレーの世界では、従来の具材感のないカレーからの脱却が課題となっていました。そこで“素揚げ”“炒め”とは違う調理法を取り入れたカレーを経て、ついに生野菜と融合したカレーが登場したのです」（カレー総合研究所）
知らなきゃ損！
