知らなきゃ損!

鯨肉でボケ症状改善される?

 鯨肉が認知症による記憶力の低下をストップ――。昭和大学医学部の研究者らによって明らかになった。

 研究では、鯨の赤筋より抽出されたペプチド「バレニン」をマウスに投与。短期記憶試験としてY字迷路、長期記憶試験としてマルチプルT字迷路で試験を行った。

 すると、バレニンを投与されたマウスのグループは、別の食物を与えたマウスに対し、学習記憶能力の悪化を有意に抑制。つまり、バレニンが学習・記憶力の低下を伴う疾患の予防食品になりえる可能性があることが分かったのだ。

 老人性認知症およびアルツハイマー型認知症のマウスを調べると、血中の活性酸素値が増加している。このことから活性酸素が認知症の発症に関与している可能性があるとして、「抗酸化力の高い食品を摂取すれば認知症を予防できるのではないか」と期待されている。

 バレニンには強い抗酸化力があり、それが今回の結果につながったのかもしれない。

 まずは、鯨肉を食べられる店をネットで探すか。