前立腺がんは「腎虚」と考え、それを改善する補腎薬の「八味地黄丸」をお勧めしました。男性更年期症状の不調を感じてもおかしくない年代でしたが、八味地黄丸は体全体を元気にする作用があり、不調とは全く縁がなく、20年が経ちました。
病院に行くと、今でも手術を勧められるそうです。がんは進行すると手術が不可能になるので、20年前に手術を勧められ、今も勧められているAさんは、がん細胞がそれほど増殖していないということかもしれません。
「このまま寿命が尽きるまで、前立腺がんと付き合っていくよ」とAさんはいつもおっしゃいます。
漢方達人をめざせ!