私の漢方薬局では、漢方で子宝に恵まれる方が多い。実は、ある医療マーケティング会社が選ぶ「全国実力薬局100選 不妊・子宝部門」を受賞しているんですよ。
男性からも、「漢方薬を飲み始めてから、不妊治療クリニックで調べる精子の数が数倍に増えた」という報告をよくいただきます。
一番多い悩みである「精子の数が足りない」「稼働率が低い」という方には、生命の源に関係している「腎」を強くする補腎薬をお薦めします。たとえば、オットセイのペニスの「海狗鞭」、タツノオトシゴの「海馬」、鹿の角の「鹿茸」など、動物性の生薬も含まれていて、相談者の体質や悩みによって処方が変わります。
「精力剤と同じなんですか?」
よく聞かれますが、「精」を高めるのは、「セックスを強くする」だけに限らず、生きる力を高めること。体全体が元気になり、精子も活発に動くようになります。
「子づくり目的で漢方薬を飲み始めたら、風邪をひかなくなり、疲れも翌日に持ち越さなくなった」というAさん(32歳)は、半年前に奥さんが妊娠。でも、今も漢方薬を飲み続けています。
「栄養ドリンクを飲むより、こっちの方がいい気がして」
まさに、その通り! 大抵の栄養ドリンクは、飲むと体がカーッと熱くなりますが、漢方薬のような効果は期待できません。子づくりが終わった皆さんも、疲れやすさなどを感じているようなら、漢方薬をぜひお薦めします。
漢方達人をめざせ!