夜、熟睡できない人は、足浴を試されてはいかがでしょうか?
足を浸せるくらいの熱さの湯をタライやバケツに入れ、くるぶしまで30分間つけます。足湯のための漢方薬(入浴剤ならぬ足浴剤)を入れるとより効果的ですが、なくても構いません。
湯を入れたヤカンを横に置いておき、湯温が冷めたらヤケドをしないように注意して、湯を足すといいでしょう。寝る30分くらい前にやるのがベターです。
ストレスが強かったり、夜になっても仕事のことを考えてうまくリラックスできなかったりすると、「血」が上昇します。こういう方は寝汗をよくかきます。
「血」が上昇していると、体内のバランスが悪く、眠気を妨げます。逆にいえば、血の巡りが良くて、足元が温かいと、よく眠れます。頭寒足熱といいますよね。頭部を涼しくし、足元を温めると、寝つきがよく、健康維持に役立つという意味ですが、まさに理にかなった言葉なのです。
漢方達人をめざせ!