先日のことです。仕事中に体の節々が痛み始めました。これは発熱の痛みだと思い、麻黄湯と柴胡桂枝湯を服用。そうしているうちに夕方6時になったので、帰宅しました。
自宅で熱を測ると、37度5分。1時間後にまた測ると、38度8分。体の痛さは限界です。
その夜、麻黄湯と柴胡桂枝湯を5時間あけて2回飲みました。つまり、15時間の間に3回、2種類の漢方薬を飲んだのです。
翌朝、熱を測ると、平熱まで下がっていましたが、体の痛みは少し残っていました。実は、数日前に子供がインフルエンザを発症。恐らく私の高熱もインフルエンザによるものだと考え、病院に行くと、案の定、医師から「インフルエンザの可能性が高い」と言われました。
ところが、検査ではインフルエンザのA型もB型も陰性。医師は「明日、また熱が出ると思うので、その時来てください」。思わず、私は言ってしまいました。
「高熱が出て、こんなに体の痛みがあるのに、インフルエンザが陰性だからって、何の診断も出ないのですか!?」
そこで血液検査を依頼し、その結果は、白血球6000、CRP2。白血球の数値が普段より高めで、CRPは基準値が0・3。そのことから考えると、明らかに炎症反応があるのに、医師は「様子を見ましょう」の一点張り。なんだか疲れて、そのまま自宅に戻りました。
今回、改めて感じたのは、現代医療では検査結果で異常がなければ、不調があっても原因を探ろうとはしないことが多いということ。そしてもうひとつ。東洋医学で重度の風邪と考えられているインフルエンザは、麻黄湯と柴胡桂枝湯で対処できる、ということ。以上、私の体験でした。
漢方達人をめざせ!