有名病院 この診療科のイチ押し治療

【バレエ外来】 永寿総合病院・整形外科(東京・上野)

「特に、足首の下の距骨下関節などは、切開手術となれば、重要な靱帯を切らないと病変が見えません。靱帯を切ると、後遺症も多い。患者さんの術後のパフォーマンスへの影響を十分考えた最善の治療法を提示しています」
 全国的にバレエの障害に詳しい医師は少なく、同科には興味を持つ他院の医師や医学生が手術の見学に訪れている。近年、スポーツ整形外科領域で注目されている股関節唇損傷(太ももの付け根が痛む)もバレエダンサーには多く、股関節鏡手術が必要な場合には大学病院を紹介している。
 ちなみに平石主任部長は、ダンス関係者や科学者、医療関係者で構成される「日本ダンス医科学研究会」の世話人のひとりでもある。

 公益財団法人ライフ・エクステンション研究所の付属病院。日本初の人間ドックを開始。柳橋分院がある。
◆スタッフ数=整形外科医・常勤5人
◆初診患者数(2014年)=約3800人(うちバレエ外来は200人弱)

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