そう力説するのも、レーシック手術後の「過矯正」が問題になるケースが少なくないからだ。度の合わない眼鏡をかけているのと同じように、ピント調節など視機能全体のバランスが崩れ、目の疲れや痛み、頭痛、吐き気などの症状が表れる。昨年、レーシック手術については他の専門クリニックで集団訴訟も起きている。
「合併症の問題は、レーシックはどのような手術なのか、患者さんにリスクも含めて十分に説明する必要があります。ただ、説明や診断をする医師、手術する医師と分担して大勢の患者さんに接していると、患者さんが十分理解しないまま手術を行い、トラブルになる可能性がある。ですから、当院は担当医1人体制ですべての患者さんを目の届く範囲内で診ています」
手術は、点眼麻酔をし、角膜にまずフラップと呼ばれるふたのような形をつくる。フラップをめくり、角膜の実質をレーザーで削って屈折力を変える。
有名病院 この診療科のイチ押し治療