2つの最新対策法に注目 もう「ドライアイ」で悩まない

日常ではまぶたを温めてケアを(C)日刊ゲンダイ

「ドライアイの治療は、点眼薬、保護用メガネ、涙の“流れ口”に栓をする涙点プラグなどが一般的。涙が分泌されにくいタイプではこれらの治療でも効果が期待できますが、涙が蒸発しやすいタイプでは、不十分に感じることも少なくありません」

 しかも、ドライアイの8割は、この「涙が蒸発しやすいタイプ」だということも明らかになってきた。

「そのうちのほとんどが、涙の成分であるムチンや油脂の分泌異常です。ムチンに関しては点眼薬が複数の製薬会社から発売されており、適切に使えば効果的です。一方、油脂の分泌異常に関しては、2つの新治療が注目されています」

■副作用の報告なし

 油脂は、上下のまぶたの縁にある「マイボーム腺」から分泌される。どちらの治療もマイボーム腺に働きかけ、分泌をよくするものだ。

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