2つの最新対策法に注目 もう「ドライアイ」で悩まない

日常ではまぶたを温めてケアを(C)日刊ゲンダイ

 ひとつは、米国で開発された「LIPIFLOW(リピフロー)」治療。まぶたを挟む専用の機器で41~43度の熱と圧力を12分ほどかけ、マイボーム腺に詰まった汚れや角質などを取り除き、正常に油脂が分泌されるようにする。

「治療後1、3、6、9、12カ月ごとに経過観察を行います。目のアレルギー、重度のまぶたの炎症、抗精神薬など乾燥の原因になる薬を飲んでいる人、シェーグレン症候群の人、目が開きにくい人は、効果が期待できない可能性があります」

 もうひとつは、「E-Eye(イーアイ)」治療。こちらはフランス発で、2014年に登場したばかり。フラッシュを照射してマイボーム腺を刺激し、油脂の分泌を促進させる。

「色素が濃いところに反応しやすいので、目の周りに毛が生えていると痛みを伴うことがあります。事前に毛を剃ります」

3 / 4 ページ

関連記事