知らなきゃ損!

ソイタリアンが注目

 10月12日は「豆乳の日」だった。十数年前に「豆乳鍋」が話題になり始めた頃、某大手食品メーカー担当者が「女性にはウケるんですが、男性からは……」とため息をついていたが、昨今は、豆乳鍋は“普通の鍋のひとつ”に入りつつある。

 日本食糧新聞によれば、「5年前には料理用途での豆乳消費はほとんど確認できなかったが、今では毎年10%を超える生活者が豆乳を新たに飲み始めている」とのこと。

 そんな中、今、新たに注目を集めているのが「ソイタリアン」。豆乳を取り入れた新感覚のイタリアンだ。ミラノ万博日本館で優れた食品加工技術として紹介されている「USS製法(Ultra Soy Separation)」なるもので作られた新豆乳素材「豆乳クリーム」「低脂肪豆乳」などが活用されているという。関東、関西では、ソイタリアンを提供するイタリア料理店が約30店舗ある。

 また、豆乳クリームや低脂肪豆乳を使った市販食品も複数メーカーから販売されている。

 豆乳には良質なタンパク質が含まれ、ビタミン、ミネラル、サポニン、オリゴ糖、イソフラボン、大豆レシチンなど健康効果が高いとされる栄養素が豊富。カロリーが低い上に、豆腐屋で作られた新鮮豆乳などは、目がハッと覚めるほどのおいしさ。魅力的な食材であることは間違いない。

 ソイタリアンを追求するのもよし、豆乳を使った身近な料理を日常的に取り入れるのもよし。豆乳ライフを楽しもう。