家計簿を見れば病気がわかる

生野菜好きの東日本は高血圧患者が少ない

(C)日刊ゲンダイ

 生野菜は高血圧の予防に有効といわれています。タンパク質の合成に必要なビタミン、血圧の上昇を抑えたり、下げたりするカリウムやマグネシウム、食物繊維などが含まれているからです。そのため厚労省は、成人の1日の野菜摂取量(目標量)を350グラムとしています。

 しかし、本当に生野菜を多く取っている人は高血圧のリスクが低いのでしょうか。総務省が定期的に行う「家計調査」から、県庁所在地の2人以上の平均世帯(農漁業世帯を除く)が、1年間に生野菜をどのくらい購入しているかを見てみましょう。

 トップは新潟です。1世帯当たり年間約214キロにも達しています。続いて千葉、神奈川、秋田、埼玉、東京と東日本でも関東が上位を占めています。田舎の人より都会の方が野菜をたくさん食べているようです。

 一方、購入量が低いのは西日本です。つまり、東日本は野菜好きで、西日本は野菜嫌いの傾向にあるのです。

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永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。